基本情報技術者試験を仕事をしながら3ヶ月で合格するための勉強法
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IT関連の仕事に関わる方なら
避けて通れないであろう、
「基本情報技術者試験」
企業によっては、資格取得を義務付けていたり、
新人研修のひとつとして試験を受ける場合もあるようです。
情報系の学生さんでは、大学生の頃に取得している人も多いです。
私は、IT企業に就職してから、義務化はされていなかったものの
3ヶ月で仕事をしながら取得しました。
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仕事をしながら&情報分野の知識浅ということもあって、それなりに大変ではありました。
今回は、私と同じように
仕事をしながら基本情報の資格取得を目指している方に向けて
3ヶ月でやるべき勉強法(参考書)を紹介していきます!
基本情報技術者試験とは?
概要
基本情報技術者試験とは、国が定める情報処理技術者試験のひとつで、
FEと訳されます。
一応、国家資格です!合格すると賞状が届きます!
IT資格の中では、基本情報が一番基礎的なレベルとされています。
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ITパスポートもありますが、ITを使って仕事をする人は取得する必要はないです。
情報処理はそのほかにもさまざまな資格があります。
IPAより引用した画像を下に示します。
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【新形式】実施期間と試験内容
2023年4月より、基本情報の出題方式が大幅に変更されました。
まず、通年で随時受験が可能です。(年2回以上受験可)
採点方式は、IRT方式といって
問題の難易度や周りの回答者と比較することで問題ごとに点数調整が行われる採点方法です。
これまでは、周りの受験者関係なく、自分がしっかりと点を取ればよかったものでした。
また、試験時間と出題数も変更されました。
以下に、これまでとの比較の表を示します。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
年間試験 | 上期(4~5月)と下期(10~11月)の年2回 | 通年で随時受験可能 |
採点方式 | 素点方式 | IRT方式 |
試験名 | 午前試験/午後試験 | 科目A試験/科目B試験 |
試験内容 (科目A試験) | 試験時間:150分 出題数:80問 解答数:80問 | 試験時間:90分 出題数:60問 解答数60問 |
試験内容 (科目B試験) | 試験時間:150分 出題数:11問 解答数:6問 | 試験時間:100分 出題数:20問 解答数20問 |
出題範囲 (科目B試験) | 「情報セキュリティ」「データ構造及びアルゴリズム」「C,Java,Python,アセンブラ言語,表計算ソフト」 | 「情報セキュリティ」「データ構造及びアルゴリズム」 |
合格点 | どちらも60点以上/100点 | どちらも600点以上/1000点 |
このようにいくつか変更されますが、基本的な勉強方法はこれまでと変わりなく行えます。
参考書も、新形式に対応したものがしっかりと出ているので安心してください。
また、科目A試験と科目B試験は別日に受験できます。
これは必ず、別日に受験してください!!
科目A試験が終わった後に、科目B試験に集中して勉強する時間が絶対に必要となります!!
3ヶ月どれくらい勉強すれば良いか
勉強時間としてはざっくりと
1日1~2時間ほど確保したいところです。
3ヶ月なので、150~200時間ほどの勉強量が必要だと思います。
私は、情報についての知識はあまりなかったので、多い方ではあるかもしれません。
もちろん、平日は仕事をしていて勉強できないという方も多いと思います。
そういった方は、土日に時間を作って4~5時間勉強しましょう。
私は、平日の数日と土日で勉強をしました。
基本情報技術者試験の科目A試験、対策法とおすすめ参考書
それでは科目A試験の勉強法と参考書を紹介していきます!
科目A試験用勉強法
科目A試験に向けての勉強法は
とにかく反復!です。
科目A試験では6割以上がこれまでに出題された問題が本番も出題されます。
そのため、いかに過去問を解いて、言ってしまえば
「答えを覚えているか」です。
その反復には「過去問道場」一択です。
このサイトは、携帯からも手軽にできるので、
通勤の移動時間などにも勉強できちゃいます。
無料かつ、1問1答形式で、解答も付いており、サクサク進められます。
過去15年分、30回分があり、それらの設問や年度をバラバラに出題することも可能です。
この過去問8年分くらいは3ヶ月の間に解答し、答えを暗記するところまでしておきたいです。
そして、設問や答えにわからなかった単語が出てきた場合のみ、
次で紹介する参考書で該当箇所を参照する方法が一番効率的です。
科目A試験おすすめ参考書
基本情報の科目A試験に向けては
参考書は以下で紹介する2つのうちどちらかを持っていれば十分です。
基本的に中身の内容は同じとなっています。
- キタミ式イラストIT塾
ポップなイラストがたくさんあり、解説が豊富な一冊
- イメージ&クレバー栢木先生の基本情報技術者教室
イラスト豊富で、例え話が多く、記憶に残りやすい一冊
基本情報技術者試験の科目B試験、対策法とおすすめ参考書
そして問題は、科目B試験です。
基本情報の合否はこの科目B試験にあるといっても過言ではありません。
それは、形式が変わった2023年でもです。
科目B試験試験の問題形式
科目B試験は、これまでと大きく変更され、
全部で20問出題され、全問に回答する必要があります。
出題分野は「アルゴリズム・プログラミング」、「セキュリティ」の2分野です。
プログラミングとは、実際にコードを書くのではなく、
プログラムのソースコードや説明が示されており、それに対して適切な答えを選んでいく方式です。
No. | 分野 | 問題数 |
---|---|---|
問1〜16 | アルゴリズム・プログラミング | 16問 |
問17~20 | セキュリティ | 4問 |
科目B試験用勉強法
科目B試験の勉強法としては、1問ずつ丁寧に、そして同じ問題を理解できるまで何回も解くことです。
そして、とにかく、書きながら解いていく。
ということを徹底してください。
科目Bのアルゴリズムなどは、暗算のように解くことは人間の頭では限界があります。
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コンピュータに読ませようとしている言語ですからね。
これらを念頭におきながら次で紹介する参考書を解いていってください。
科目B試験用おすすめ参考書
科目Bは紹介する参考書が多いですが、問題にたくさん触れながら丁寧に理解していくことが求められます。
また、科目Bでは実際に、記述して整理しながら解く問題がほとんどですので
参考書は紙で買うことをおすすめします。
科目Bのアルゴリズムは、かなり難易度が高いです。
これまで、プログラミングに触れてきていない方は、下の4つの参考書で学ことをおすすめします。
まとめ
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これらを読んで、1ヶ月あまりでは簡単に合格できない試験であることがわかったと思います。
また、3ヶ月あっても、社会人として働きながらでも難しい試験であることもわかったと思います。
合格には、計画的にコツコツと勉強することが大切です。
IT関連の登竜門の試験。
ぜひ合格して、どんどん次のステップへ進んでいきましょう!